私自身が老後資金のために株式投資を行っています。いろんな啓蒙書を読む中で、最も参考になった本は、チャールズエリス著の「敗者のゲーム」です。今日から、本のななで印象に残ったフレーズを投稿していこうと思います。自分なりのコメントも追加していきます。そして、章番号とページを参考のために付記します。本の版は鹿毛雄二訳の1版6刷(2000年8月7日)になります。
「市場平均」に勝とうとしても、数多くのプロの投資家たちが、互いに技を磨き、必死に仕事に立ち向かっている状況においては、長期にわたって相手より抜きんでることは、きわめて困難でになったということなのである。
「市場」に勝とうとすることには二つの問題がある。一つは、それが途方もなく難しいうえ、たやすく失敗してしまうということである。もう一つは、そのことばかりに気を取られて、投資家と運用機関の双方が、自分のニーズに合った長期目標や運用方針の決定をお座なりにしてすまうことである。
チャールズエリス著 「敗者のゲーム」 p.24
日経平均の上がり下がりを見ながら、日経平均が上がったら株式を売ってキャッシュを確保する。日経平均が下がったら確保しておいたキャッシュで株式を買う。株式価格が戻ったら、下がった分だけ株式が増えているといことを狙いたくなりますね。でも、そんなことを狙っている人は、数多いるわけです。スマホ片手に売ったり買ったりしても、プロやロポットに負けてしまうということです。売り買いの手数料や、売り買いのための時間がムダということですね。結果的に損失を招いてしまうことになるのです。
チャールズエリスをこういった市場に勝ってより多くの収益を得ようとすることは、ムダだと言っています。仮にできたとしても、それは偶然なのです。株価の上下はランダムウォークと同じで、予測不能ということが証明されているようです。
投資の原則、過去ブログは以下の項目をクリックしていただければ、行けます。よろしく。
・市場に勝とうと思わない
・タイミングを狙わない
・投資は「敗者のゲーム」と心得よ
・フルインベストメントで臨め
・インデックスファンドが強い
・心の問題
・質問します。どちらを選びますか?
・資産の寿命、自分の寿命