リタイアメント後、なるべく余裕ある生活を送るための生活資金に関して、資産運用で資金を増やしとおこうと考えている人は、多いでしょうね。まさか、銀行預金に置きっぱなしってことはないでしょう。
不動産や株式投資や債券投資、いろいろ考えられます。タイトルに付けた「敗者のゲーム」とは、そんな人に向けて書かれた本です。特に、株式投資で財産を残そうと考えている人に向けてのものです。株式投資というと安いときに買って!高いときに売る!ってうトレードのことだと理解していました。でも、それは違うということなのです。株式の安い高いのタイミングを狙って売り買いをすれば、短期で億万長者(ミリオネア)になれそうですよね。もういちど極端に言うと、タイミングをみて売り買いするというのは貧乏への道であり、億万長者(ミリオネア)への道とは違うのです。
たとえ話をしてみましょう。自宅から「江の島」まで自転車で30分程度なので、よく江の島にでかけます。何をするという訳ではなく、なんとなく海を眺めるだけですけどね。で、で、江の島から茅ヶ崎にかけての海岸は砂浜になっていて、サーフィンが盛んです。多くのサーファーが海にプカプカ浮いて、波を待っています。決して、海から上がって砂浜で波を待つことはしません。海から上がって休憩なんてしていません。
「大きな波」に乗るチャンスは一日に数回、砂浜で休憩して「大きな波」が来たのを見てから海に入ったって、絶対に間に合いません。「大きな波」のチャンスに備えるには、常に海にいることが必要なのです。波の満ち引きを見て、タイミングを見計らうなんて絶対にしません。そして、誰に何を言われようが、待ち続けた人が「大きな波」に乗るのです。
さて、何となく言いたいことがわかったと思うのですが、株価の波、大波に備えるには、波間に居続けることが必要なのです。テクニックを使うとかではなく、居続けることが、失敗しない「敗者のためのゲーム」なのです。なんとなく興味を持った方は、ご一読ください。ちょっと、難しいと思いますけど価値はあります。