何か決めるときって悩みますよね。人生には決めなくてはならない瞬間がとても多いです。朝起きてから寝るまでの間でさえ、何度も決めてますよね。決めていることを気づかないこともあるでしょうが、決めているのです。このブログを読むなんてのも、クリックするかしないかを決めている結果なのですからね。
定食屋に入って焼肉定食にするか餃子定食にするか。こんな奴とは絶交だ!二度と口をきかない。ああ、なんだか虫の好かない奴だ!嫌いになってやる。こんな会社!辞めてやる。内定が複数の会社から入ってるけど!どこにしようか迷うな。重要プロジェクトでの決定をどうするか。起きるか二度寝するか。テレビを見るかユーチューブにするか。
習慣になっていることなら頭も使わずに決められます。本能や無意識の勧めるままに決めている人も多いでしょう。人に対する好き嫌いなんてのも無意識に支配されることがほとんどですね。しかし、感情に流されたり、本能や無意識の罠にかかって、結果的に間違った判断をしてしまうことがあります。そんな、あなたの決定を理性で判断するようにして、成功確率を高める方法を伝授しましょう。
答えは簡単、分けてみることです。
分けるといっても包丁で切るってことではないです。ケーキじゃないのですからね。決定事項を二つの側面から見るということです。これを分けるって言っているのです。二つの側面とは、例えば、メリット/デメリット。あなたにとって、どんなメリットがあるのか、どんなデメリットがあるのか。洗い出してみましょう。できれば、ノートに書きだすとかしてください。仕事なら、PCを使ってエクセルで書いてもよいです。ま、ワードでもよいです。
項目ごとに評価してみて、足し合わして総合点を出してみましょう。メリットとデメリット、どちらの点数が高かったでしょうか。デメリットの点数が多いなら、決定は否決しておきましょう。項目が全て洗い出されていて評価が正当に行われていれば、これが正解です。
この二つに分けてみるといのは、フレームワーク(枠組み)を使って思考する最も基本的な方法です。分けるの観点は、メリット/デメリットだけでなく、いろいろあります。ミクロ/マクロ、公/私、理想/現実、一般/特殊、可能/不可能、マゾ/サド、全体/部分、感情/理性、シーズ/ニーズ、長期/短期、裏/表、いろいろです。
物事を二つに分けて考えるということは、その事を公平に冷静に合理的にみることができ、関連する何かの意思決定する際の助けになるのです。二つに分けるための切り口を多く持っていると、合理的に物事を判断できることが多くなります。あれこれ考えてみましょう。
参考文献:「ビジネス・フレームワーク」 堀公俊 日経文庫