製造業では当たり前なのですが、製品の品質は投入した4Mで決まります。さて、4Mって何よ?に答える前に、製造の機能(システム)を考えてみましょう。下図はあるシステムに4Mを投入すると、PRODUCTが産まれることを示しています。システムは自動車の製造ラインでもよいし、ソフトウェア会社と考えてもよいです。前者ならPRODUCTは自動車になるし、後者ならPRODUCTはお絵描きソフトなどになるでしょう。とても抽象度の高い概念です。この概念を自分の会社に当てはめてみたら、4Mのそれぞれは何になるのかを考えると、頭の体操になるし、経営者としての思考能力が鍛えられることになります。数学の言葉を借りれば、システムは関数になります。P=f(4M)とでも描けるでしょう。より少ない4Mで、より大きなPに変換する関数fにするのが経営者の役割です。
目次
man
4Mの中の基盤であり、かつ重要な位置づけにあるのが「人」です。後述する機械や材料、方法はすべてこの人の手によるものだからです。
品質管理における「4M」とは?効果を発揮するための変更管理
machine
ものづくりの現場にはさまざまな機械が導入されています。機械設備を適切に使用することで、効率的な製造が可能になります。
品質管理における「4M」とは?効果を発揮するための変更管理
material
ものを作るには素材となる材料が必要です。それをどれくらい調達しなくてはならないかを考えるのは、品質管理業務を遂行するための大切なポイントです。
品質管理における「4M」とは?効果を発揮するための変更管理
method
作業方法のことです。どのように作業すればよいのかわからないと、現場の作業員が戸惑ってしまいます。
品質管理における「4M」とは?効果を発揮するための変更管理
PRODUCT
上記の4Mをシステム投入することによって生み出される製品