こんなタイトルの新書を読んでみました。統計をちょっと知ってる人なら、いろいろなモノのバラツキは正規分布になると習っていると思います。しかし、現実の世界に接してみると正規分布しているコトはほとんどないと言っていいぐらいです。
学校をランク分けする偏差値なんて指標がありましが、大勢の人が受けるテストの点数は正規分布すると仮定されるから計算できます。でもテストの点数でヒストグラムを作ってみても正規分布からはズレているな~と感想を持つ人は多いですね。そんな疑問に答えてくれる本でした。正規分布の他に対数正規分布やべき乗分布などが紹介されていて、その事例なども書かれているので、初歩的になめる感じで理解するには良い本です。どの現象がどの分布で説明できるかなどが解説されていました。
統計数学好きには良いですが、何故?にその現象が、その分布になるのかなど、メカニズムに興味がある人は、この本の次に別の本を読んでみる必要があるでしょうね。