最近の円安、気になりますね。為替で儲けようとかしても難しくて失敗してしまいます。そんな為替レートはどのように決まるのか、気になる記述があったので紹介します。
引用元は、高橋洋一著「国民のための経済と財政の基礎知識」となります。
為替レートは毎日変わるものだがどのように決まるのだろうか。考え方としては、物価の仕組みと同じである。モノの量とお金の量のバランスで物価が決まるように、ドルの量と円の量のバランスによって、為替レートは決まるのだ。
ここでふたたび出てくるのがマネタリーベースである。円のマネタリーベースよりもドルのマネタリーベースのほうが多ければ、ドルの価値が下がって円が上がる。少ない方の通貨の希少性が高まるため、価値が高くなるといってもいいだろう。これは「マネタリーベースアプローチ」と呼ばれ、国際金融では常識となっている考え方である。