これで明らかのように、常に「長期投資家」を標榜し、市場の最悪期にもフル・インベストメントで望むことである。これが市場の大活況期、上昇期に参加する唯一の現実的な方法だと思う!
チャールズエリス著 「敗者のゲーム」 p.42
下図はベストの数日間をタイミングを間違って売ってしまった場合の株式投資の複利利回りを示している。10日間を逃した場合は、市場(S&P500)と比較して6%を失うことを示している。一か月、30日を逃した場合は13%を失うことを示している。失うことが怖ければ、常にS&P500を保持していることが必要だということです。タイミングを計って売ることは良いのですが、間違った場合は大きな機会損失を被ってしまうのです。タイミングを計れると思うことは間違いです。市場はランダムウォークすることが実証されています。タイミングを計ることはできなのです。
市場のタイミングに賭けようというのは、「悪魔の囁き」なのだ。決して耳を傾けてはいけない。
チャールズエリス著 「敗者のゲーム」 p41-42
悪魔の囁きに耳を傾けると、失うものが多いことを自覚すべきでしょう。