PDCA、KPT、改善サイクルのフレームワークは以前に書き込んでいました。もう一つ重要なフレームワークが、その名の通り、課題解決と問題解決になります。このフレームワークは、PDCAやKPTから独立して存在しているわけではありません。密接に関係しています。PDCAは、計画⇒実行⇒チェック/確認⇒修正/実行のを回していくものです。KPTはチェック/確認⇒修正/実行を確実に行うためのフレームワークになります。課題解決と問題解決のフレームワークは、計画⇒実行を確実に行うためのフレームワークです。どれか、これだけというものではありません。
下の図は、課題解決/問題解決のフレームワークの概略になります。番号順に進めていく事が必要です。
目次
将来ありたい状態/本来あるべき姿
まずはじめに、将来どのような状態になっていたいか?本来ならどのような状態であるべきか?の最終的な目標値や目標地点を決めます。例えば将来ありたい状態を決めるなら、売上100億の会社にしたい!、100メートル10秒で走りたい!、秘境を巡る海外旅行に行きたい!、なんでもよいです。また、本来あるべき状態なら、血圧を130以下に維持したい!、落第しないで卒業したい!、でもよいです。抽象的な言葉で表現するよりは、具体的な数値にすべきです。抽象的な言葉だと、達成する気力が沸かないことが多いのです。数値にすれば、常に意識できるし、ヤル気が沸いてくることでしょう。
現状把握
実行計画を立てるにしても、現状把握、現実の状態を知る必要があります。例えば、血圧を130以下にしたい!と思っても、、、今、血圧がいくつなのかわからなければ、あるべき状態にする理由が見つかりません。血圧計で自分の血圧を測定して、150となれば、あ~!やっぱり血圧を下げようとなるわけです。
血圧は、朝か夜か?、座って測るか寝て測るか?決めましょう。
現実の状態
現状を数値で表現できれば占めたものです。ありたい状態と、現実の差がわかれば、何をすればよいか計画が立てられるようになります。ここでは、嘘はいけません。自分をなぐさめたり、やっぱり止めようなんて思ってはいけないのです。一気にやりきる気持ちが大切です。
理想と現実の差
血圧で例示するとわかりやすいので、このまま説明を続けます。理想の血圧が130以下で、現実の血圧が150なら、差が20となります。血圧を20下げるには、食生活、減量、運動習慣、睡眠時間、いろんなことが考えれらます。これらの項目をどの様に管理していくかは、下の計画でスケジュールを決めていくのです。
実行計画/改善計画
計画を立てるために必要なのは、期間とKPI/KGIを設定することです。1年計画なのか、半年計画なのかを決めていきます。KPIを決めてKPIの達成状況を測定するインターバルを決めていきます。途中のKPIの測定で行きすぎたり、遅れたりということがあれば、リスケジュールする必要が出てきます。KGIはそう簡単に手放してはいけません。遅れが生じたら、挽回策を考え出さなくてはなりません。ゴールを意識して、一気に駆け抜ける気持ちが大切です。
それでは、あなたの成功を祈ります!